パールの石言葉は、「富・健康」です。「月のしずく」とも「人魚の涙」とも称されるパールは、うつくしい宝飾品としてはもちろんのこと、その希少性から、「美の妙薬」として使われてきました。
世界の三大美女に数えられるエジプトの女王、クレオパトラが、パールを酢に溶かして美容薬としていた逸話は有名です。
中国漢方ではパールのことを「珍珠(ちんじゅ)」と呼び、古くから解毒・解熱・精神安定などに効果があると伝えられてきました。現在でも漢方の専門店に行くと、「珍珠粉」という名前で、粉末状のパールが売られています。
薬膳として食事に混ぜて服用したり、クリームや化粧水に混ぜて用いるのが一般的です。
珍珠粉にはすぐれた保湿、収斂効果があるといわれ、肌をうつくしくよみがえらせると伝えられていることから、日本でもシャンプーや美容液、クリームなどに使用されることがあります。
ライチを好んだことで有名な、中国の美女、楊貴妃も、クレオパトラと同様に美容薬として、珍珠粉を肌にすりこんだり、服用したりしていたということです。
中国以外でも、ペルシャ地方では、消化不良・止血・マラリアの薬として、インドでは、解熱・肺病・眼病・頭痛・中風・天然痘・ライ病の薬、ドイツでは、強壮剤として使われてきました。
民間の療法ですから、明確な科学的根拠があるわけではありませんが、効果の秘密は、パールの主要成分である炭酸カルシウムだと考えられます。炭酸カルシウムは、体内の血液を酸性からアルカリ性に変える性質があるため、健康回復に効果があります。
しかし、宝飾用に売られているパールには、いろいろな加工がほどこされていることがありますので、自己判断で服用するのは危険です。
Copyright(c) All rights reserved.